被災地…救援…わたし…(被災地を訪ねて) その1

被災地…救援…わたし…(被災地を訪ねて)

わたしにもできることは?

  この震災のあと誰もが「何かしなければって」と思ったように、私もその1人です。ちょうど3月まで勤めていた学校を退職する予定だったので、ツテのあった「東北関東大震災障害者救援本部」のお手伝いをする事になりました。  4月の頃の本部は、あわただしく動いていました。電話やメールの応対、募金を届けてくれる来客、被災地から要望のあった物資の調達、避難所アンケートの集約など等、その日その日の仕事におわれました。4月下旬になり仕事も一段落してくると、何をしたら被災地障がい者の支援になるのだろうかということを考えるようになりました。  そんな折、被災地を視察する企画があると聞き、これはよい機会だから是非参加させていただこうと思ったわけです。前から被災地に行きたいとの気持ちはあったのですが、ボランティアでもなくただ見たいだけでは現地の迷惑になると思っていましたが、それでもいいよとの声に背中を押されてでかけました。


1日目(5月12日) 原発被災地…郡山

ほとんど いつもの見慣れた町並みでしょう…  
私たち普通の生活をしています。マスクをしているのは外から来た方です…
でも、今も震災は進行形です。

  原発事故のフクシマ入りは放射能と向き合わなければなりません。でも60才過ぎはとりあえず は構えなくてもすむ身です。目には見えないものの怖さを改めて実感する一方、当地で暮らす方達 の不安もまた改めて痛感しました。 「JDF被災地障がい者支援センターふくしま」を訪問


代表白石さんと岡部さんのお話
  1. 県内の被災障がい者の支援は一本化して行おうと趣旨で、JDF(日本障害フォーラム)被災地障がい者センターを設置
  2. 今日までの活動報告
  • 安否確認と被災状況報告
  • 物資搬入とニーズの調査
  • 避難所への支援センターの広報活動
         避難所に障がいのある方々の姿が思いのほか少ない
         被災者が避難所から地元に戻り始める
  • チラシの効果が出始める
         新たな避難指示地域に住む方々の対応
  • 南相馬市の情報開示を受け、聞き取りを始める
  • 福祉避難所設置の検討
  • 2次避難所は個別化され、情報が入りにくい。

私のメモから

  • 障がい者やその家族は、どこに避難したのか
  • 支援する人も被災者である
  • 被災地の状況で、障がいが重くなった
  • この際、施設入所を勧められた(親からも)。社会的入所ではないか
  • 今も続く将来への不安

~~~つづく~~

  救援本部東京八王子支部
  高木