「大規模災害に関する障害者支援についての政策提言」のご報告

私たち「東北関東大震災 障害者救援本部」(以下救援本部)は、2011年3月11日におきた東日本大震災で被害に遭われた障害を持つ人々を支援するために、全国の様々な障害者団体が集まり、東北3県に支援センターを作り救援活動を4年にわたり行ってまいりました。
この救援活動を通じて見聞きした情報から言えることは、東日本大震災で生じた問題は震災被害によって初めて生じた問題と言うよりも、元々存在していた問題が顕在化したということだと思います。きちんとした対策をうってあれば被害や犠牲はもっと少なく抑えられ、また避難生活における困難さも軽減され、さらには震災後の復興にも早期から寄与できた可能性が高いと考えられます。
今回、救援本部としての活動について一つの区切りを置くことになりました。この活動を踏まえて、下記の「大規模災害に関する障害者支援についての政策提言」をいたします。「3.11があったからこそ、この国は生まれ変われた」といえるように活動していくことが、3.11を経験し今を生きる私たちに課せられた責務であり責任であると思っています。そして誰も排除しない、されないインクルーシブな社会の実現を目指すことだと考えます。

大規模災害に関する障害者支援についての政策提言→PDF

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 全国自立生活センター協議会 TEL:042-660-7747 E-mail:office@j-il.jp