東北だより③ 【ふくしま】

9月6日


【ふくしま】

県からの委託を受け、県内の自立生活センター等が中心となり仮設住宅入居者の支援など、日々の被災障害者ニーズにこたえるとともに、放射線被害に対応するための検討が行われています。また、センターふくしまでは、個人情報保護などの課題のあるなか南相馬市から情報開示を受け、4月30日より自治体と協力して、市内に住所のある障害者手帳所持者1139人の実態調査を行いました。

この調査報告書は8月29日 に桜井勝延南相馬市長に提出されました。他の自治体における今後の対応、支援活動のあり方、さらには「災害時要援護者」対策への波及が期待されます。ま た、調査を通じて障害者の実態が浮き彫りになり、さらなる支援が求められるとともに、今回訪問確認ができた方(調査時点で市内に在住していた492人ならびに死去が確認できた方)以外の実態(市外避難等の約600人の方)がなお不明であり、今後の大きな課題として残されています。

○報告書及び調査結果はこちらから↓

http://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/0829_houkoku/index.html


また、他県へ集団避難している県内の知的障害者団体の避難先での生活環境が劣悪であるとの報告もあり、今後さらなる実態調査が必要です。