体験疎開はじまる

11月7日

脳性マヒの女性、Mさん(50代)が福島県外への体験疎開をスタートしました。
Mさんの自宅は福島第一原発から半径16kmにあり、3月の原発事故後に避難区域に指定されました。3月までMさんは家族と共に暮らしてきましたが、障害者の避難生活は難しく、現在は家族と離れて福島県内のCILの協力のもと初めての1人暮らしをしています。


3月の震災および原発事故を通して、障害者は緊急避難時には避難弱者であることが浮き彫りになりました。そこで、放射線の影響が心配される中、避難できる内に少しずつ避難を始めようという動きが被災地障がい者支援センターふくしまを中心に始まりました。
その疎開先として、この度障害者救援本部では関東にある障害者のための自立体験ルームを借り受けました。Mさんの疎開体験を皮切りに、今後継続的に体験疎開を実施し、福島県内の障害者が他県で暮らす準備が始まります。

今回のMさんの様子は12月の福祉ねっとわーく(NHK)にて放送予定です。